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そこでお話しされていた「難易度の設定」ということが
非常に印象的だったので、ブログにしました。
小澤さんは話を聞いた限りでは非常に
「マーケティング」視点のお話が多かったように思います。
最近のITのスタートアップはどちらかというと
技術やテクノロジー視点が多かったので、
逆に新鮮な気持ちで聞くことができました。
その中で小澤さんが「難易度の設定」ということをおっしゃっていました。
自分が今から興そうとしている事業はどれくらい難しいのか?
ということです。
実際講演の中で出た例なのですが
「クリニック(町のお医者さん)を起業するのは簡単か?難しいか?」
皆様もお考えください。
小澤さんの答えは
「簡単」
とのことでした。
世の中でクリニックをやっている人の大半が
良い家に住んで、良い車に乗って、良い家族が居ると。
しかも「○○○クリニック」というのは世の中にたくさんいる。
それに比べて、ネットのオークションサイトでうまくいっているのは…
1つしかありません。
(と小澤さんがおっしゃっていましたw 一応もっとあるような気もしますが…)
もう一つ例に出していたのが「クリーニング屋さん」
これも小澤さんは「簡単」だとおっしゃっていました。
確かに自分の家の半径500m以内だけで5軒ぐらいクリーニング屋さんがあり、
最近、学生でもIT系の起業をする人が増え、
またオープンソースや無料のAPIやクラウドサーバーの勃興により
「起業をする」ということのハードルがどんどん下がっています。
しかし「起業をする」難易度が下がったからといって
「うまく行く」難易度までが下がったように錯覚しているのではないか?
と、スタートアップ界隈の人を見て思うことがあります。
小澤さんはこうもおっしゃっていました。
「起業なんて99.9%失敗します」
この言葉は真理だと思います。
ITの良さというのは
「何度失敗しても、またやり直すハードルが下がった」
というところが良さだと思う訳です。
なのでIT業界で起業し、成功する一番の近道は
「失敗することだ」
という、まぁ良く言われていることですが
改めてそう実感した講演でした。
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